航空・宇宙産業|業界規模・業界動向・企業ランキング

航空・宇宙産業

 航空・宇宙産業の業界規模・業界動向をご紹介します。

 航空・宇宙産業の業界規模を2005年から現在まで時系列にデータを並べています。航空・宇宙産業業界の業界規模を年代別に比較するときにご活用ください。

 

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航空機関連生産額

生産額 増減 前年比
2016年 1兆6,613億
2017年 1兆7,916億 +1,303億 107.8%
2018年 1兆7,058億 ▲858億 95.2%
2019年

※参考|日本航空宇宙工業会、日本航空機開発協会

 日本の航空機関連メーカーは、主にアメリカのボーイングに胴体や主翼、制御機器、内装品などを供給しています。

 民間機では、三菱航空機が国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発中。

 

 エンジンは、世界大手のアメリカ「プラット&ホイットニー(P&W)」や「ゼネラルエレクトリック(GE)」の共同開発に参画するなど、航空機は日本とアメリカで強い協力体制を確立しています。

2015年業界規模・業界動向

概要
業界規模
前年増減
前年比

 三菱重工業や川崎重工業など5社は、ボーイングが2020年に投入する予定の主力大型機「777X」の胴体や車輪の格納庫などの生産に参画。

 航空機の構造物の生産比率は21%と現在の「777」と同じ比率を維持。

 

 一方、日本の航空機として三菱航空機の国産小型旅客機「MRJ」は3度もの延期を経て2015年中に初飛行する計画を発表。

 

 宇宙産業は、28基中27基の打ち上げに成功してきた三菱重工の基幹ロケット「H2A」の後継機「H3」の開発が本格的にスタート。

 ヨーロッパに対抗するため、打ち上げ費用の半減が目標です。IHIも小型ロケット「イプシロン」の打ち上げに成功。発車前の自動点検システムなど多くの多くの技術が組み込まれています。

2016年業界規模・業界動向

概要
業界規模 1兆6,613億
前年増減
前年比

 ボーイングは三菱重工へ大幅なコスト引き下げを要求。

 各社は新設する量産工場でロボットの大量導入や部品の自動搬送化などを計画。

 

 三菱航空機の国産ジェット旅客機「MRJ」は、2015年6月末で400機超の受注を発表。

 三菱航空機「MRJ」の初飛行に向けた開発・量産準備は順調なものの、課題はアフターサービスとのこと。航空機の整備・補修拠点の新設が計画未達で先行するエンブラエルに比べて弱みになっています。

 

 人工衛星は、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げに成功。ロケットは2020年打ち上げを目指す次期基幹ロケット「H3」の開発が本格化。打ち上げ費用半減を目指し、着々と進んでいます。

2017年業界規模・業界動向

概要
業界規模 1兆7,916億
前年増減 +1,303億
前年比 107.8%

 三菱航空機の国産ジェット旅客機「MRJ」が2015年11月に初飛行成功。

 同時に「MRJ」2号機も飛行試験を開始。2016年中にアメリカでの飛行試験を始め、型式承認の取得に全力をかけます。

 

 アメリカの宇宙ベンチャーのスペースXは、2016年中にロケットを利用した人工衛星打ち上げサービスをスタート。

 スペースXは、従来のロケットに関連するコストを100分の1にすることを目標としています。衛星携帯・飛行機内のインターネット需要が拡大していることも含め、対応をする模様です。

2018年業界規模・業界動向

概要
業界規模 1兆7,058億
前年増減 ▲858億
前年比 95.2%

 三菱航空機の国産ジェット旅客機「MRJ」は、2017年1月の納入時期変更。

 2020年に見送ること(通算5度目)を発表しました。

 

 三菱航空機の競合相手ブラジルの「エンブラエル」の同サイズ機の納入との時間差も縮まっており、三菱航空機は外国人を大量に採用して航空当局からの形式証明の取得を目指しています。

 

 宇宙産業は、国産ロケット「H2A」の打ち上げは安定。

 アメリカ宇宙ベンチャーのスペースXがロケット本体の再利用を成功させるなど、世界を見ると低価格化が進行中。

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2018.08.22更新|BV.07.01

2018.04.23更新|BV.04.01

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