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鉄道車両製造

　鉄道車両製造の業界規模・業界動向をご紹介します。

　鉄道車両製造の業界規模を2013年からチェックできます。鉄道車両製造の業界規模・業界動向を比較するときにご活用ください。

国産生産車両

	生産車両	増減	前年比
2013年	1,791両	−	−
2014年	1,574両	▲219両	87.9%
2015年	1,665両	+91両	105.8%
2016年	1,612両	▲53両	96.8%
2017年	1,776両	+164両	110.2%
2018年	1,768両	▲8両	99.5%

※参考｜日本鉄道車両工業会、日本鉄道システム輸出組合

　鉄道車両製造は、鉄道車両・車両を動かす電機製品・信号・制御などの各分野で専業メーカーがあります。

　日本は、鉄道会社が鉄道車両や部品を個別に発注しますが、海外では一括での商談が多く、総合力に優れたメーカーが増加傾向です。

2015年業界規模・業界動向

	概要
業界規模	1,665両
前年増減	+91両
前年比	105.8%

　ヨーロッパの鉄道業界（UNIFE）によると、鉄道車両や部品、サービスなどを含む世界の鉄道市場規模は2015年から2017年の年間平均でおよそ２３兆円（約１７００億ユーロ）。

　2009年から2011年の平均に対し、およそ17％程度拡大する見込み。

　環境問題・都市化を背景に先進国・新興国ともに鉄道インフラの整備が進んでいます。

 

　世界は、カナダ「ボンバルディア」、フランス「アルストム」、ドイツ「シーメンス」がビッグ３と呼ばれる鉄道業界の最大手。中国勢も内需が中心とする一方、売上拡大中。

 

　日本の鉄道車両は、日立製作所・川崎重工業などの合計で世界シェア１割。

 

　日本は出遅れを取り戻すために日立はイギリスに、川崎重工はアメリカにそれぞれ拠点を構えてシェア拡大を狙っています。海外での受注には、日本政府と足並みを揃えることで受注競争に望むところです。

2016年業界規模・業界動向

	概要
業界規模	1,612両
前年増減	▲53両
前年比	96.8%

　中国の勢力が拡大傾向で、旧中国南車と旧中国北車が合併した「中国中車」は、売上規模３兆円と巨大企業も誕生。

 

　日立製作所は、イタリアの防衛・航空大手である「フィンメカニカ」の鉄道部門買収を決定。高速鉄道や大型プロジェクトでは、政府の後押しを受けた日本連合で受注を目指す動きが活発化。

2017年業界規模・業界動向

	概要
業界規模	1,776両
前年増減	+164両
前年比	110.2%

　川崎重工業がアメリカ・シンガポールで実績を積み上げ中。

2018年業界規模・業界動向

	概要
業界規模	1,768両
前年増減	▲9両
前年比	99.5%

　東南アジア・インドなどは、渋滞が社会問題。

　渋滞緩和対策として鉄道が注目を集めています。結果、新規路線や整備計画が相次いでいます。

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更新履歴

2018.08.22更新｜BV.07.01

2018.04.24更新｜BV.04.02