業界リサーチ「世界自動車」業界について
「世界自動車」業界は、アメリカ・日本・欧州などで次世代技術の開発で提携が続いています。
グローバルに見てみると、自動車メーカーに限らずIT企業との提携も進んでおり、2015年12月には独ダイムラー、BMW、アウディが通信機器大手ノキア(フィンランド)のデジタル地図・位置情報子会社の共同買収を完了。2016年1月には米GMが配車アプリ大手の米リフトに5億ドルを出資。2016年5月には米グーグルの持ち株会社アルファベットとFCAが自動運転車の開発で提携。さらにトヨタ自動車が配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズと提携検討を合意させるなど、自動車業界とIT企業の提携が活発化しています。
「世界自動車」業界動向について
世界の自動車メーカーは、2009年頃から右肩上がりで推移しています。
2016年の世界自動車販売シェアでドイツのフォルクスワーゲンがトヨタ・アメリカのGMを抜き初めて首位となりました。フォルクスワーゲンは、2015年9月に発覚した排ガス不正問題の影響が残る中でも、中国市場での販売を伸ばして世界販売台数を伸ばしました。
「世界自動車」の業界情報について
世界の「自動車」で注目しておきたいのが、アメリカのテスラが開発する電気自動車。
テスラでは、インターネット経由でソフトを更新することで、車を買い替えることなく運転支援機能を拡充できるようです。
「世界自動車」の業界史
年度 | 業界史 |
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2009年 | アメリカのGMが破綻、中国が国別の世界販売台数トップへ |
2010年 | トヨタ自動車が電気自動車ベンチャーの米テスラに出資 |
2011年 | 東日本大震災でサプライチェーンが大混乱し、生産が大幅減 |
2012年 | 沖縄・尖閣諸島問題の影響で日本メーカーの中国販売減 |
2013年 | トヨタとドイツのBMW、日産自動車・ルノー連合、ドイツのダイムラーとアメリカのフォード、ホンダとGMがそれぞれ燃料電池車での提携を発表 |
2014年 | イタリアのフィアットとアメリカのクライスラーが経営統合し、FCAへ |
2015年 | フォルクスワーゲンのディーゼル車排ガス不正問題が発覚 |
2016年 | アメリカのフォードが日本・インドネシアからの徹底を決定 |
「世界自動車」の注目ポイントについて
年代 | 注目ポイント |
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2016年 | エコカーや自動運転で各社の技術提携が加速 |
アメリカのグーグルなど異業種の参入が相次ぐ | |
2015年 | – |
– | |
2014年 | 環境規制強化に対応するため各社の技術開発が加速 |
中国市場の成長鈍化でメーカー間の競争環境に変化 | |
2013年 | アメリカのビッグ3が復活。新興国中心にグループ再編も |
次世代車の開発めぐり世界で合従連衡さかんに | |
2012年 | – |
– |
業界リサーチ「世界自動車」企業一覧
メーカー | 企業一覧 |
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BMW | BMW |
Audi | アウディ |
ISUZU | いすず自動車株式会社 |
Opel | オペル |
SKODA | シェコダ・オート |
SUZUKI | スズキ株式会社 |
SUBARU | 株式会社SUBARU |
SEAT | セア |
GM | ゼネラル・モーターズ |
Daimler | ダイムラー |
Tesla | テスラ |
TOYOTA | トヨタ自動車株式会社 |
FIAT | フィアット・クライスラー・オートモービルズ |
FORD | フォード・モーター |
VW | フォルクスワーゲン |
PEUGEOT | プジョー・シトロエン |
BENTLEY | ベントレー |
PORSCHE | ポルシェ |
VOLVO | ボルボ |
Honda | 本田技研工業株式会社 |
mazda | マツダ株式会社 |
RENAULT | ルノー |
RSM | ルノーサムスン |
HYUNDAI | 現代自動車 |
GAC | 広州汽車 |
MITSUBISHI | 三菱自動車工業株式会社 |
SIAC | 上海汽車 |
FAW | 第一汽車 |
CHANGAN | 長安汽車 |
DFM | 東風汽車 |
NISSAN | 日産自動車株式会社 |
BAIC | 北京汽車 |
※五十音順。
業界リサーチ「世界自動車」カテゴリ一覧
売上高 | 営業利益 |
1人当り売上高 | 営業利益率 |
従業員数 | 平均年齢 |
初任給 | 労働生産性 |