「ライザップ」赤字193億円(当初70億円の赤字)で着地と決算発表

ライザップが赤字70億円見込みから193億円赤字と大幅増

2019年3月期決算発表。

 

ライザップは、

純損益が193億円の赤字(前期は90億円の黒字)で着地。

 

当初、純損益が159億円の黒字と見込むが、2018年11月に業績を下方修正。ライザップは、70億円の赤字になると見通しを発表していました。しかし、今回の決算で赤字が123億増加し、193億円の赤字での発表でした。

 

売上高は、2225億(前年比82.3%増)。

 

2020年3月期予想は、

売上高2250億(前年比1.1%増)、純損益5億円の黒字。

 

ライザップは、資金が必要になる可能性も含め、取引銀行3行との間で70億円規模の融資枠を設定することも同時に発表しました。

ライザップが赤字に転落した要因とは

ライザップは、企業買収で拡大してきました。

 

2018年9月時点、グループ内の企業は85社。

ライザップグループは、上場企業(9社)も抱えているものの、買収後の再建に迷走。

その結果、大幅な下方修正となりました。

 

ライザップとしても、本業と関連性の低い企業を見極め、

売却先を選定していました。

 

しかし、企業を売却するにも収益面で問題を抱える企業が多く、引受先を探すことに難航。

 

今回、譲渡先が決まったのは、3社。

  • ジャパンゲートウェイ
  • タツミプランニング
  • SDエンターテイメント(一部事業)

 

企業買収による売上高増という結果。買収拡大による業績悪化。

そして、業績回復に向けた取り組み。

ライザップが赤字から黒字に転換するには、道のりは長くなりそうです。

ライザップが再建した「黒字企業」と再建できない「赤字企業」

ライザップが赤字であると発表が大きく話題になっていますが、黒字に再建できた企業もある。

 

ライザップグループの上場企業9社のうち、5社が黒字。

  • ジーンズメイト
  • ワンダーコーポレーション
  • イデアインターナショナル
  • MRK
  • HAPiNS

と上記が黒字化できた企業です。

 

社名 業態
ジーンズメイト ジーンズを中心に販売する衣料品チェーン
ワンダーコーポレーション 書籍・ゲームソフト・CD・DVD等の販売や買取を行う専門店
イデアインターナショナル 家電・オーガニックコスメ・トラベル・ギフトを販売
MRK ボディメイク・マタニティやベビー商品などの販売
HAPiNS インテリア雑貨・生活雑貨の専門店

※HAPiNSは、旧「株式会社パスポート」から「株式会社HAPiNS」へと2018年8月1日に社名を変更。

 

ちなみ赤字が続く企業は、

  • 夢展望
  • 堀田丸正
  • SDエンターテイメント
  • ぱど

などの4社。

社名 業態
夢展望 女性や子供の衣料・小物を販売するネット通販
堀田丸正 繊維製品・宝飾品卸売
SDエンターテイメント フィットネス・カフェ事業
ぱど エリアやターゲットの異なる情報誌を発行

 

上記の通り、赤字企業は再建に伴い、競合他社などが犇めく業態であることは理解できます。

ライザップは生まれ変わることができる

ライザップは、経営体制を刷新します。

 

2019年6月の株主総会で取締役の人数や構成を変更する。

  • 旧 取締役12人(社外取締役3人)
  • 新 取締役  6人(社外取締役5人)

と瀬戸社長以外の取締役を社外取締役で構成することと発表されました。

 

取締役会議長は、元 住友商事副社長の中井戸氏。

 

今回の取締役変更は、

元カルビーの松本氏が瀬戸社長に進言してきたもの。

しかしながら、松本氏も2019年6月の株主総会で退任。

 

今後の新生ライザップグループから目が離せません。

関連記事

  1. 売上高30兆円のトヨタでも「終身雇用」は難しいと豊田社長が認識を表明

  2. 世界で戦えるIOT技術。村田製作所・ソニー・TDK・ファナック

  3. 日経平均株価・為替・主要銘柄のマーケットリサーチ|5月8日版

  4. 2019年19週「日経平均株価・米ドル円・ニュース」マーケットリサーチ

  5. 世界を変えたFANGの新しい戦略。IT企業が仕掛けるIOTとは

  6. アメリカが自動車への追加関税導入を見送り、貿易摩擦への警戒感が後退

  7. 成田空港・羽田空港のリムジンバスが値上げで東京オリンピックの特需を狙う

  8. 日経平均株価・為替・主要銘柄のマーケットリサーチ|5月7日版

  9. 中国がアメリカからの輸入品に対し、最大25%の関税引き上げを発表。